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これでわかる変流器【CT】の原理と働き

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電気
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大電流をそのまま電流計で計測するのは危険なので
変流器を使って計測しやすいように電流を小さく変換します。
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変流器の原理

大きな電流を一次側に入力すると
巻数比に応じで二次側に電流が
発生します。

 

鉄心に二つの巻線(一次巻き線と二次巻き線)を巻いて一次側に交流電圧を加えると
鉄心内に磁束が発生します。この磁束が鉄心内を通り二次巻き線を貫くと電磁誘導により
起電力が発生します。
この作用は変圧器でも利用されています。

 

巻数比と変圧比

一次巻き線と二次巻き線の巻数の比を巻数比といいます。
巻数比をa、巻き数をN1とN2 電圧をE1とE2 と置くと図の関係が成り立ちます。

例えば一次側10巻き、二次側100巻きだと
二次側には一次側の10倍の電圧が発生します。

巻数比と変圧比は同じ値になります。

変流比

変流比は変圧比の逆数を取ります。

二次巻数が多いほど電流は小さくなります。

変流比が20で二次側の電流が5Aであれば
一次側には100Aが流れています。

この作用によって一次側の大きな電流を変流して計測しやすい電流に下げて安全に計測
することができます。

取り外すときの注意

二次側に接続された電流計を取り外すときには注意が必要です。

二次側が解放されると鉄心内の磁気が飽和して過熱します。
熱によって絶縁破壊が起きる恐れがあります。
さらに二次側の端子には高電圧が発生するので危険です。

これを防ぐために二次側端子を短絡してから電流計を取り外します。

 

 

 

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