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【エンジンの冷却系統】サーモスタットの故障事例

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エンジン
この記事は約2分で読めます。

エンジンの冷却水の温度に応じて経路を適切に切り替える仕事を行うのが
サーモスタットです。

サーモスタットの故障により冷却系統に不具合が生じます。

写真を交えつつ解説していきたいと思います。

サーモスタット開いた時と閉じたときの外観

ラジエターのしくみ【熱交換】
ラジエータはエンジンを冷却するための冷却水を放熱させています。 それは加圧冷却方式で放熱効率を上昇させています。 ラジエターキャップにはラジエター内部の圧力を調整する機能があります。

サーモスタットの動作

サーモスタットは通常の冷えた状態では閉じています。
温度が上昇し設定温度付近になると弁体が動作して開放します。

温度上昇しても開放しなくなったり、冷えているのに常時開放状態になったりすると不具合が
発生します。

サーモスタット上部

このような外観をしています。
淵の部分には動作温度が刻印されていてこのサーモスタッドでは180Fと表示されています。
これは華氏表示なので摂氏に直すとおよそ82℃となり、この温度付近で弁が解放することが
わかります。

エンジン立ち上げてすぐの状態では冷却水が冷めきっています。
エンジンの運転に適切な温度までは過度に冷却をさせないようにラジエーターに冷却水を
送らないようにサーモスタットで経路を切り替えています。

エンジンの暖気に伴って冷却水の温度が上昇し設定温度付近でサーモスタットの弁が解放し始め、
ラジエターに冷却水を送る回路が開きます。冷却水の過度の温度上昇を防ぎます。

サーモスタットの開放を確認する

サーモスタットを熱湯で加熱

サーモスタットの動作状態を確認するためには実際に水から火にかけてお湯になるまでに
弁体が動作するかを確認することができます。

写真では一方が新品で、一方が解放しなくなったサーモスタットです。
お鍋で火にかけて動作を確認しています。

設定温度で取り出します。
右が正常なサーモスタットです。温度の上昇に伴って弁体が下に伸びて経路を開放しています。
左のサーモスタットは故障している為に全く変化がありません。

オーバーヒート

この壊れたサーモススタットがついていたエンジンは水温が100℃付近まで上昇して
オーバーヒートのランプが頻繁に点灯している状態でした。

弁が開かないためラジエターに冷却水がおくられず、エンジン内で循環した
冷却水の水温がどんどん上昇していきます。
サーモスタットを新品に取り換えると寒冷時から徐々に温度が上昇し85℃付近で
温度の上昇が止まり安定して水温がキープできるようになりました。
ラジエターで適切に熱の放出が行われるようになったためです。

 

 

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