電池は電気を取り出す方法によって大きく三種類にカテゴリーを分けることができます。
種類に関係なく電池から取り出す電池はすべて直流電源になります。
化学電池
日常使われる乾電池は化学反応をつかって電気をとりだす化学電池です。
乾電池の化学反応は酸化反応(電子を失う)と還元反応(電子を受け取る)で
電子の受け渡しが発生します。
プラス極とマイナス極、電解液で構成されていてプラス極とマイナス極は
セパレーターで仕切られています。
化学電池は充電不能なものと再充電可能なものがあります。
充電不能な電池を一次電池、充電可能なものを二次電池といいます。
物理電池
物理電池では化学反応を利用しません。
こちらは光や熱などのエネルギーを電気に変換して利用します。
太陽電池などが物理電池になります。
電池といってもこれらには蓄電する機能はないので、
起こした電気をそのまま利用するようになります。
生物電池
バイオ電池とも呼ばれます。
生化学的なサイクルから電気的なエネルギーを取り出します。バクテリアが生産した水素イオンを酸素と反応させて電気を起こします。
水素イオンを発生させるバクテリアにはブドウ糖が必要ですが、これはゴミ由来の物
を使用することも可能です。
二酸化炭素の発生も抑制でき環境への影響が抑えられたり、危険な廃棄物の問題も
少ないなどの利点があります。
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