【現場で役立つ故障対応】短絡コードを使って回路の異常部を探す

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電気
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リミットスイッチが動作してシーケンサーの入力カードに
信号が入ってくることでプログラム内部で処理されて条件が満たされていれば出力カードから信号が出されて負荷が動作することができます。

この入力カードの前に不具合があると入力が無くなり条件が満たせずに
負荷が動かないトラブルになります。
この場合はどこに不具合が有るか調べて修理しなければなりません。
調査方法を説明していきたいと思います。

電磁接触器のトラブルはこちら

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回路の概要

左の図を例に解説していきます。
今回の解説に不要な部分と思われる
箇所はカットしてあります。

リミットスイッチはレバー型
想定しています。

A接点のリミットスイッチが直列に4個並んで入力カード(1M)の
0番ビットに結線されています。

0番ビットに信号が入力されている状態をビットがオンしているといいます。
これはシーケンス内部のアドレスに反映されています。

デジタル入力

リミットスイッチがすべてオンしているときに0ビットがオンして
すべてオンしていないときは0ビットはオフになっています。

0番ビットはオンかオフのどちらかの状態しかとることはありません。
このような入力をデジタル入力といいます。

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調査の進め方

電圧の確認

sとtの電圧を確認してみます。
この電圧がないとリミットスイッチが正常でも入力ビットが立つことはありません。
ただこの電圧がないと入力カードの他のビットもすべてオフ状態になって
しまいます。

0番ビットに電圧が来ているかの確認方法

入力カードに結線されている部分で計測することによって
0ビットに電圧が来ているか判断できます。

赤く丸を付けた部分とtで電圧を
確認します。

リミットスイッチがすべてオンして
いる状態で電圧が来ていないと
系統のどこかに断線かリミットスイッチが故障している可能性が
高いです。

電圧があるのにビットがオンしない時は入力カードが故障している
可能性があります。

 

リミットスイッチの確認

リミットスイッチの説明はこちら

リミットスイッチが確実に動作しているか確認していきます。

外観チェック

レバータイプではレバーの固定ビスが緩んでいた為にリミットスイッチが
動作しなかったり、粉塵が多い環境ではレバーが固着して動作しない場合
などが有ります。これらは実際に目視と触診によってわかります。

振動や衝撃が多い環境では端子台に結線されている端子の根元で
断線している可能性もあります。

短絡コードを使っての調査

短絡コードを使って不具合のあるリミットスイッチを特定していきます。



ごれを使ってリミットスイッチを短絡(ジャンプ)させることで
不具合箇所を絞っていきます。

上下の赤丸の部分を短絡コードを
使って短絡します。
そうするとすべてのリミットを短絡することになるので、0番ビットが
オンするはずです。

入力カードの故障がないことが
判断できます。

リミットスイッチ側に異常がある場合は更に調査を進めていきます。

単体で動作を確認していく

4つのうちのどれが悪いのかを絞り込んでいきます。
単体で動作を確認していきます。

調べるリミットスイッチ以外の他の三個を短絡コードで短絡あるいは
動作オン状態にしておきます。
そして調べたいリミットスイッチを動作させてみて、入力カードがオンオフ
きちんとすればこのリミットスイッチは問題なしと判断して次のリミットスイッチを調べます。
動作させても入力カードのオンオフが切り替わらないリミットスイッチが
故障しているリミットスイッチです。

故障が一個だけとは限らない

複数のリミットスイッチが故障している可能性もあるので
すべてのリミットスイッチを調べましょう。

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まとめ

リミットスイッチの不具合を紹介してみました。
このような手法は多くの故障の調査に応用していけます。

短絡コードは使用場面が多いと思うので慣れておきましょう。
点検と違って故障は知識だけでは無く、考える力も大切です。
日ごろから回路の理解を進めておきましょう。

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