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【解説】第二種電気工事士  過去問 H21年度

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第二種電気工事士過去問
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問題

コイルに100V、50Hzの交流電圧を加えたら6Aの電流が流れた。
このコイルに100V、60Hzの交流電圧を加えたときに流れる電流は?
ただしコイルの抵抗は無視できるものとする。

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解説

交流回路なので流れる電流はインピーダンス(Z)から求める必要があります。

コイルのインピーダンスは2πfLで求めます。
回路の周波数が高い方がインピーダンスが高くなります。つまり電流が流れにくくなります。

与えられた数字ではコイルのインダクタンスが不明なので60Hzの時の
インピーダンスを求めることができません。まずコイルのインダクタンスを
計算してみます。

Z=V/A

50Hzの時のインピーダンスは

100÷6=約16.6Ω(この値は周波数によって変化する値です

コイルのインダクタンスを求めます。

2π×50L=314L
314L=16
L=0.05(H)※コイルのインダクタンスの単位はヘンリーです。
コイルのインダクタンスは周波数に関わらず一定です

60Hzの時のインピーダンスを求めます。

60Hzの時のインピーダンス(先に求めたインダクタンスを使います。)
2π×60×0.05=18.84

A=V/Zなので100÷18.8=5.3(A)

選択肢で一番近いものを選ぶと5Aになります。

インピーダンスと抵抗の反比例の関係から求める

50Hzの時(Z50) 2π×50L
60Hzの時(Z60) 2π×60L

(Z60)/(Z50)で式を整理して簡単にすると
60/50=1.2 したがって60Hzの時はインピーダンスは1.2倍になります。

電流はインピーダンスに反比例する関係なので
60Hzの時の電流は 6÷1.2=5A

電流とインピーダンスの関係に目をつければ計算が省略できて
早く求めれます。

 

 

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