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【解説】第二種電気工事士過去問 平成22年

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第二種電気工事士過去問
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三相交流回路のデルタ結線とスター結線の消費電力はしっかり理解しておきましょう。

図のような三相三線式回路の全消費電力[kW]は?

各抵抗は8Ω
各コイルは6Ωとします。

抵抗とコイルがデルタ結線で接続されています。

まず一つの相のインピーダンスZを計算します。

コイルと抵抗の直列のインピーダンスは
三平方の定理を利用して求めます。

式に代入して計算します。

インピーダンスが10Ωであることが
わかりました。

次は相電流を求めます。デルタ結線なので相電圧=線間電圧です。

オームの法則より I=V/Z これに代入して I=200/10=20(A)

相電流がわかりました。

電力は抵抗のみで消費されコイルでは消費されないことに注意します。

電力は電流²×抵抗で求めます。

20²×8=3200[W]

この消費電力は1相分なので3倍することで三相分の消費電力になります。

3200×3=9600[W]=9.6[kW]

デルタ結線とスター結線のポイント

デルタ結線

線間電圧=相電圧

線電流=√3×相電流

スター結線

線間電圧=√3×相電圧

線電流=相電流

 

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